NO.9  世界一の大花火、四尺玉(新潟県)

先日、フイルムの整理をしていた時に、懐かしい4尺玉の花火の写真を見つけたので、今日はその話を。

わたしが生まれて初めて花火を見たのは、小学校の2年生の時、長岡の花火大会でした。

私が生まれたのは、新潟県の滝谷村という所です。わかりやすく言えば、今、話題の田中さん(前外務大臣)の実家が西山町ですから、その隣村です。地図でいえば、新潟から柏崎まで越後線というJRのローカル線が走っています。その丁度真ん中あたりですか。

長岡市を流れる信濃川に長生橋という大きな橋が掛かっていて、そこが花火大会の会場。その橋のたもとに、私の、おばあちゃんの実家があり、

花火大会になると、堤防の土手に桟敷きを作り、2階から食べ物や、飲み物を運んだりして、楽しかった思い出があります。そこの家のおじいちゃんが、板金屋さんをやっていたので、おばあちゃんは「長岡のブリキ屋」と呼んでいました。

そんな関係もあって、新潟とは縁の深い筆者ではあります。ある時、本屋さんで1册の花火の本を買ったら、新潟県の小千谷市の片貝という所で、四尺玉を上げていると書いてあったので、ノコノコと出かけていきました。片貝は3尺玉発祥の地でもあるという。

ところで4尺玉の大きさ、知っていますか?。玉の直径が4尺、約1メートル20センチ、重さ450Kg、打ち上げると地上800メートルの高さまで昇り、花火の直径は800メートルにもなる。この写真は、1990年9月9日に撮影したもので、左が4尺玉、右が直前に上がった3尺玉です。

大きさを比較する為に、1枚のフイルム(4x5サイズ)に、シャッターを開けっ放しにして、花火を2個入れたものです。

私にしては珍しくうまくいった1枚ではあるのですが、残念なことに、右はしの方がちょこっと欠けてしまいました。

その当時、たまたま新聞折り込みの旅行案内のパンフレットの仕事があり、さっそくこの片貝の大花火を、紹介することが出来たんです。写真もばっちり、記事もまあまあ。「う〜ん、我ながら上手くいったワイ、完璧、完璧」と思っていたんですが。暫くすると、片貝の方から「お〜い、間違っているよー」と言われてしまったんです。あの〜、「小千谷市片貝」と書く所を「三条市片貝」と書いてしまったんです。「なまじ新潟で生まれたばっかりにい〜」とか言って、苦しい言い訳をタラタラとしたのを覚えています。次号に訂正記事を出したんだが、人生最大の汚点です。(私の場合、「人生最大の汚点」はまだ他にもあるんですが、それは又、次回ということで)。そのパンフレット20万部発行だったんです。それを読んだ人で、実際に4尺玉を見に行った人、何人くらいいたんでしょうか?。いなかったんでしょうか?。

間違って三条市へ行った人、いたんでしょうか?。いなかったんでしょうか?。気になるんですけど、まあ法律上もすでに「時効」が成立しているということで、御勘弁願いましょう。

2002年も9月の9日、10日におのおの揚がるそうです。4尺玉見たい方、お問い合わせは、「小千谷市」ですので、お間違いの無きよう。

それから、最近の花火大会について、書きたいんですがちょっといいでしょうか?。近ごろの花火大会は、どうして音楽をかけるんでしょうか?

三位一体(さんみいったい)という言葉があるが、花火はその典型的な物だと思う。さて「花火」の三位とは、「光り」、「音」、「張り詰めた空気感」だと思うんです。その中のどれかひとつでも欠けたら、それはもはや花火とはいえないんです。単なるアトラクションに過ぎないんです。と、私は言いたい。張り詰めた緊張感と期待感と静寂の中で、まず、「ドスッ」と音がして、「ヒュ−ッ」という空気を切り裂く音と共に、細い花火の光跡がのこり、そろそろかなっ、て思った時に、どっか〜ん、とくるんです。その音があたりの山や建物にあたって、帰って来て、またそれが反響して、その余韻がだんだん小さくなり、静寂の世界が又来るんです。

その繰り返しが正しい「花火大会」なのです。音楽をかける花火大会は、「花火ショー」とか言ってもらうと、区別が尽きやすいので、便利だと思うのですが、どうでしょうか?テレビのインタビューで、若い花火師さんが、「私の花火にはこの曲が合うんです」と言っているのを聞いて、びっくりしたことがあります。 そうなんですか、花火大会も時代と共に進化??していくんですね。    

4尺玉の花火を揚げるとしたら、いったいいくらかかるんでしょうか?  たぶんね、400万か500万か600万くらいだと思うんですが、どうなんでしょうか?

もし私に宝クジでも当たったら、たった1個だけの花火大会をやってみたいと思うんです。4尺玉を揚げるといったら、たぶん何万人も集まって来ると思うんです。何時間も待っていて、「どっか〜ん」 はい おしまい。

 ヤドカリ式花火撮影法

絞りは、F8〜11位でシャッターは開きっぱなし(これをバルブという)、花火の数が20個になったらシャッターを閉じる。(途中でシャッターを閉じたくて、閉じたくて、しょうがなくなるが、そこは、ひたすら我慢)。ただし、あまり同じ位置で、花火が重なるようであれば、黒いものでレンズの前を覆ってやる。それから、光の強い真っ白い花火は、絶対に入れない。三脚はあればいいが、なければないで、地上の建物の影や光が入らないように、花火だけを入れれば、多少カメラが振れても、ぶれた花火もまたまたOK。   「20個も、入れ過ぎじゃーん」と言う人もいるかも知れない。が、私はうまくいっている。 あなたがうまくいくか、いかないかは、わたしには保証致しかねまする。

第一回よこて全国線香花火大会!「横手市観光協会」  日本の花火HPへ!

撮影日記INDEX