ある年の12月の末、多少の時間が取れたので、九州へ行こうと思い立った。予定は10日。九州は1度も行った事がなかった。特別に目的があった訳ではないのだが、秋田は寒かったし、九州なら暖かいと思い、車で出発した。ズルズルと日本海に添って南下し、4日めに、鳥取の砂丘に着いた。ここまで来るのに、時間がかかってしまい、九州行きは断念。途中天気は悪かったんだが、山陰海岸国立公園がなかなか良かった。又来たいものだと思いつつ、岡山を通って、大きくUターンをする事にした。津山、岡山、倉敷を通過、鷲羽山に着いたのは夕方であった。瀬戸大橋が年末年始はライトアップされているという事なので、夜景を撮ろうと思っていた。今日は大晦日。絶好のチャンス。橋の下を通る船の航跡を、長時間露光で、いっぱい入れると、良い写真が撮れる。始めて見る「瀬戸大橋」である。ワクワクしながら山頂に着いたら、先客が1人いた。もっと大勢のカメラマンがいるのかと思っていたので、多少拍子抜けしたが、挨拶をして、隣の岩に陣取った。最初の数枚は橋だけを撮った。さ〜て、次ぎは船の航跡を撮ろうと思って、あたりを見回したが「あれー、船がいない」海上は真っ暗。そうなんです、今日は大晦日。普通の人達は休みなんですよね。だから船も休み。それでも気紛れな船が、1隻くらいは通るだろうと、しばらくねばってみたんですが、1時間もしたら、雨も降って来たので、撤収。 結局、1隻も通らなかったんです。普通の日はどうなんでしょうか?。 船、多い?。
ここで、御当地出身の、竹久夢二にちなんで、1句、「 待てど暮らせど 来ぬ船を 瀬戸大橋のやるせなさ 今宵は月も出ぬそうな 」
字余り。

大晦日の瀬戸大橋/露光2分 瀬戸大橋ライトアップ情報(本州四国連絡橋公団のHPへ!