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このコーナーの写真は、スタジオ用のビューカメラで撮ったものです。
◆赤とんぼ撮影データ
トンボなどの昆虫を撮るには、小型のカメラが撮りやすいのですが、ポスターやカレンダーなど、
大きな印刷物に使うには、やはり大判のフイルムで撮らざるをえません。
大型のカメラの最大の弱点は、レンズが暗い事です。
解放絞りでF5.6とかF8とかです。
今回の赤とんぼの撮影は、絞りF22,シャッター速度1秒くらいで撮影しています。
カメラ左サイドからストロボ、右サイドからはレフ版で光を当てています。
◆今回の赤とんぼ撮影法
まず、庭に、高さ1.5メートル、巾1.5メートル、奥行き2.0メートルのビニールハウスを作りました。
これは、スローシャッターを切る為、風が入らない様にすることと、とんぼが逃げて行かないようにする為です。
つぎに、ハウスの中にエアコンを入れました。
これは赤とんぼの動きを鈍くする為です。
御存じのように、とんぼなどの昆虫は変温動物です。
体温が下がっている時は動けません。
真夏でも朝早い時間には、どんな昆虫も動く事が出来ずにじっとしています。
要するにハウスの中を常時「早朝の状態に保つ」作戦です。
あとは、なるべく美しい赤とんぼを捕まえてきて、レンズの前にチョコンととまってもらうんです。
今回は、なかなか思惑どおりにうまくいきました。
しかし、太陽が上がって来ると、ハウスの温度が上がりすぎて、とんぼは手を離したとたん、ばたばたと飛んでしまって、撮影どころではありません。
いいところ午前9時ころまででした、撮れたのは。
考えてみれば、本来ビニールハウスは、室温を上げる為に使う物で、いくらエアコンを最強にしてもかなわない訳です。